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School of Healing Arts and Sciences

Weaving Medicine:

Ceremonies, Prayers and Healing for Women

2017 - 2018年 女性のためのメディスン・インテンシブ

セレモニー、祈り、ヒーリング

 

☆ サイトが新しくなります。これ以降の更新は新サイトで → lifeschool.org

 

マヤの女性シャーマン

[マヤの女性シャーマン/画像:Suppressed History Archives]

 

 古(いにしえ)から受け継がれてきたメディスンの教えによれば、女性は初潮・妊娠出産・閉経という生物学的な現象を標(しるべ)に、成長と成熟の段階を歩んでいきます。

 それぞれの節目には、次に足を踏み入れる人生の段階において、よりよくレッスンを学び、充実して時を過ごし、自らの役割を果たすことができるように、段階ごとの通過儀礼が与えられました。

 それによって、子供は少女となり、少女は大人の女性(男性と対等であり、同時に男性にない「生み出す力」をもった存在)としての自らの役割を理解し、年を経て、人々を導く知恵ある存在、未来を見通す力をもった存在へと成長、成熟していきます。

 このような魂の成長は自分一人の力だけでは可能ではなく、時間の流れを通じて自分のことを見、知り、肯定してくれる人々の集まり(コミュニティ)を必要とします。通過儀礼や参入儀礼は、個人の魂と集団の魂の関係性の上に成り立つものであり、「関係」は時間をかけて結ばれるものだからです。

 近代以降の日本を含む多くの物質主義文化では、このような儀礼の必要性や、それによって可能になる人間としての成長、能力の開花についての理解と実践は失われ、一部が形骸として残っているのみです。

 少女たちは自らの本当の価値・力・役割を知ることなく思春期を迎え、自分自身、道を知らない母親は娘に「女性という力ある存在の一員」としての道を示すことはできず、男性中心の近代社会の中で翻弄されながら、このサイクルは繰り返されてきました。

 それは個人にとっても社会にとっても大きな喪失であり、それはまた現代社会の抱える深い病(やまい)の構造の一端でもあります。

 School of Healing Arts and Sciences(SHAS)では、これまでの20年、人々が必要な伝統や儀礼を学び、経験し、新しい時代のニーズに応じて実践することを可能にするコミュニティの器(うつわ)の形成に努めてきました。

 そしてその努力は、最近ではフラワーメディスンやセレモニーとシャーマニズムをテーマにしたインテンシヴ(集中研修+リトリート)として結実しています。

 SHASの柱であるアルケミーの宇宙・自然・人間観と、生命への畏敬と他者への奉仕の思想に基づき、時間をかけて有機的に編まれてきたエネルギーの器は、ヴィジョンある癒しと成長のプロセスを安定して支えます。

 2017年から2018年にかけては、長らく懸案であった、女性のための参入儀礼を含むインテンシヴを実施します。女性が自分自身をより全体的な自己へと癒し、隠された力を引き出し、社会に働きかけていくことができるよう支えることは、1995年の活動開始時からSHASの重要な目的の一つです。

 時間をかけて有機的に編まれたコミュニティの、安定した、穏やかで力強い器を通して、自分がこの人生で女性として生まれてくることを選んだ理由を、女性の一員として、そして自分という魂に固有の形で汲み上げつつ、セレモニーや通過儀礼を通して、この人生での足場を改めて造り出していきます。

 自分自身と向かい合うことを通して、一人一人が自己の女性性を肉体・感情.知性・精神面で癒し、メディスンの輪のようにバランスのとれた成長と成熟の道筋をとり戻すことで、女性全体、社会全体が変化していくための触媒となることができます。

 自分自身が力ある女性としての生き方を選ぶことで、後に続く世代のために道筋をつけ、また伝統を単なる知識として口移し的に受け渡すのではなく、自分自身の経験を通して受け継ぎ、再統合し、受け渡す準備をすることができます。

 

ニコラス・レーリッヒ「世界の母」

[ニコラス・レーリッヒ「世界の母」(テンペラ)/所蔵:ニコラス・レーリッヒ美術館]

 

 「Weaving Medicine:セレモニー、祈り、ヒーリング 女性のためのメディスン・インテンシブ」は、2017年から2018年にかけて、全3回のインテンシヴとして実施します(各5泊6日、延べ15泊18日)。

 (1)2017年11月3-8日
 (2)2018年5月2-7日
 (3)2018年11月23-28日

 2017年から2018年の「女性のためのメディスン・インテンシヴ」は、School of Healing Arts and Sciences専門課程の学生、卒業生や、メディスンの教えを土台に、自然と人間、社会の関係について深いレベルで学び、自分自身の仕事や、さまざまな領域での女性としての役割を通して、社会の癒しと変化に貢献していきたいと考える人向けのプログラムです。

 テーマに沿ったレクチャーや対話の他、メディテーション、シャーマニズムやアートセラピー的アプローチ、実際のコミュニティ・セレモニーと通過儀礼の経験を含みます。

 参加には、School of Healing Arts and Sciencesの理念と方法論を基本的に理解していること、基本的なメディテーション、ガイダンス、内省の習慣があることが必要条件です。

 

前提条件

☆ School of Healing Arts and SciencesのWebクラスを継続的に受講していること。

☆ School of Healing Arts and SciencesのWebクラスでガイダンス(スピリットガイドとのコミュニケーション)のクラスを受講済みのこと。または録音受講すること。

☆ 下記に指定のテキストを研修までに講読すること。

☆ その他、研修に先立ち指定される準備を行うこと。

* 前のパートからの経験とグループとの関係性の上に次のパートを築いていくため、前のパートに参加していないと、その後に来るパートには参加できません。

* このインテンシヴは比較的早い時期に定員に達することが見込まれています。参加者は2017年の秋から参加の準備を開始します。

 

 

シャーマニズムとクラフト ドリームキャッチャー

 

 

SHASのインテンシヴの背景にある

Medicine(メディスン)の道と教えについて

 ここでの「メディスン」は、近代西洋の言う「医学」ではなく、先住部族の伝統で言う「肉体と精神、知性と感情を調和させバランスに導く、すべてのよきもの」という意味です。メディスンとして動物や植物のスピリット(精=存在の本質)が助けをもたらすという考え方は、アルケミーの伝統に言う「エッセンス(エセンティア、本質)」という考えと通じるものでもあります。

 あらゆる花、植物、動物が私たちにとってのメディスンになり得ます。ドリームキャッチャーを作る

 しかし古代から受け継がれてきた教えによれば、それは人間の側で何の努力もせず与えられるものではなく、それぞれの植物や動物のスピリットと対峙し、関係を結び、自らの勇気と智恵、努力と誠意によって、その恵みを勝ちとらなければならないものとされます。

 このことはとくに、人が自分自身の深い癒しを求めて旅をする時、またヒーラーやシャーマンが植物や動物の力(パワー)や助けを借りて他の人の癒しに関わる場合に必要であると、シャーマニズムや先住部族の伝統は教えてきました。

 現代の日本でも、多くの若者向けの物語で、この「癒し=本来の自分自身になるための旅路」をモチーフにストーリーが語られます。旅をしながら「力(パワー)」を集めていくというストーリーが若者を引きつけて止まないのは、そ大切な人のために祈りを込める ドリームキャッチャーれが魂の深いところに存在する原型(アーキタイプ)の物語でもあるからです。

 そしてこの旅路は、お金で近道を買うことはできないし、誰かに代わって歩いてもらうこともできません。自分自身の足で道を歩み、その過程で遭遇するチャレンジと対面し、知恵、勇気、あるいは慈愛をもって克服し、自己の存在の一部としていかなければならないのです。

 そして対面しなければならないチャレンジには、自分自身の「影(隠された自己)」も含まれます。

 

 2011年の大震災で、日本に住むすべての人が深く影響されました。世界でもまれにみる穏やかで豊かな自然に慣れてきた現代の日本の人々にとり、それは大きなショックでした。それに伴い引き起こされた人災としての原発事故は、今も私たちの健康や生活に影響を与え続けています。

 また世界の各地で、激しい気象パターンの変化や環境の変動が起き、多くの動植物が地上を去ったり、人間も生活圏を大幅に移動せざるをえない状況が続いています。冬至のセレモニー クラフト

 そのような状況の中で、「母なる大地を信頼する」「自然と関係を結び直す」とは、何を意味するのか。

 School of Healing Arts and Sciencesのメディスン・インテンシヴでは、癒しの道についてのメディスンの教えと、アルケミーの宇宙・自然観を柱に、母なる自然との絆を結び直し、その言葉に耳を傾けることで、その答えを形あるものにしていきます。

 

写真:自分自身あるいは大切な人/動物のために、祈りを込めてドリームキャッチャーやリースを作る。2015年、冬至]

 

参考
☆ フラワーメディスン集中研修 参加者の感想(1) 
☆ フラワーメディスン集中研修 参加者の感想(2)
☆ フラワーメディスン集中研修 参加者の感想(3)
☆  シャーマニズムとアルケミー集中研修  参加者の感想(1)

 

冬至を祝う ヒーラーとクラフト

[写真:研修中のプロジェクトの一つである手作業。糸・紐と接着剤以外の材料は、
すべて各自が自然の中で自分の手で集めたもの。
さまざまな鳥の羽も、鳥のスピリットたちからいただいた贈り物です]

 School of Healing Arts and Sciencesの専門課程の学生には以下の単位が付与されます。


古典神学444
(専門レベル)
「自然環境を媒体とした女性のための心身統合プロセス I」
2015年12月 5泊6日集中研修/36クラス時間/3単位

古典神学445(専門レベル)
「自然環境を媒体とした女性のための心身統合プロセス II」
2015年3月 5泊6日集中研修/36クラス時間/3単位

古典神学446(専門レベル)
「自然環境を媒体とした女性のための心身統合プロセス III」
2016年9月 5泊6日集中研修/36クラス時間/3単位

購読テキスト

 研修に先立って以下のテキストを通読してください。

必読

・ヴァレリー・フランケル『世界を創る女神の物語 ─神話、伝説、アーキタイプに学ぶヒロインの旅

・キャロル・ピアソン 『英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー 12のアーキタイプを知り、人生と世界を変える

・シルヴィア・ペレラ『神話に見る女性のイニシエーション』ユング心理学選書

・ロザリン・ブリエール 『光の輪

・河合隼雄 『ユング心理学入門』 『無意識の世界』 『ファンタジーを読む』 『子供の本を読む』 『昔話の深層』 『昔話と日本人の心』 『神話と日本人の心』 『母性社会日本の病理』 『日本人の心のゆくえ』 『日本人とアイデンティティ』 『影の現象学

・渡辺京二 『逝きし世の面影

・自分にとって強く惹かれる文化圏の神話集を何冊か

強く推薦

・A・グッゲンビュール=クレイグ 『心理療法の光と影 -- 援助専門家の力

・M.スコット・ペック 『愛と心理療法

・マリドマ・パトリス・ソメ『ぼくのイニシエーション体験―男の子の魂が育つ時

・ダグ・ボイド 『ローリング・サンダー

・ヘェメヨースツ ストーム 『Seven Arrows 聖なる輪の教え

 

クラス内で使用

・『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図

 追加の推薦書籍は研修内で指定されていきます。

 

場所

飛騨高山

 

日程

(1)2017年11月3-8日
(2)2018年5月2-7日
(3)2018年11月23-28日

・初日はJR高山駅/濃飛バスセンターに14:10集合(*調整あり)

・最終日は11:00解散(JR高山駅/濃飛バスセンター11:30頃)(*調整あり)

 

参加費用(2017-2018年)

・各回 受講費6万5千円 + 宿泊費5万8千円(5泊6日、初日の夕食から最終日の朝食までの食事込み。宿泊費は物価の変動に応じて多少調整されます)


申込み手続き(初回)

1. (A)School of Healing Arts and Sciences専門課程の在籍者・卒業生、(B)2013-2016年中のフラワーメディスン集中、セレモニーとシャーマニズム集中の受講者、(C)SHASで長く学んできた履歴があり、このインテンシヴへの招待通知を受けとっている人は(1)講座名、(2)名前を記載してそのまま申し込み

(D)上記以外でSchool of Healing Arts and Sciencesで一定期間学んできた経験がある人は、まず以下の内容を添えて問い合わせてください → office@lifeschool.blue.coocan.jp

(1)名前、(2)講座名、(3)住んでいる地域、(4)教育背景、(5)職業、(6)コメント、(7)写真(スナップ可)を貼付してメール

2. 考査後、受付け確認メールをお送りします。受講費は指示に従って納めてください。
  <重要 受付け確認が送られるまで、席は確保されていません。受付け確認届く前に送金しないでください>

3. 宿泊費は当日、クラス受付けでスクール・スタッフに渡してください

<2017年3月9日の時点で定員、締め切り/キャンセルによる空席待ち希望の人は上記の内容を記載し、写真を添えてオフィスまで → office@lifeschool.blue.coocan.jp

 

[おうゆい「地球を抱く女神」(水彩)]